ファイナルファンタジー6 低歩数攻略
第1章
序文
まあ、タイトルの通りですね。FF6は珍しく歩数が表示されるゲームなので、これを縮めてみようじゃないかという企画です。
これ、実際にやってみると分かりますが結構シンプルです。いろいろと考えながら攻略しなくてはならない部分がないわけではないのですが、制限事項の関係上迂濶に動けないので、歩数が減っていくに従ってできることがどんどんなくなっていきます。ある意味低レベル攻略よりも遥かにがんじがらめに縛られます。
一応、歩数以外には制限事項はつけませんが、何といっても動けないのでおのずと選択肢は減っていきます。
実際に歩数を縮めようとするとどうなるか、具体例を挙げてみましょう。
- 宝箱を取れない。(取れる宝箱は合計4個。しかもそのうち使えるのは1つだけ)←以前からさらに悪化。
- 宿屋に泊まれない。
- 買物をほとんどできない。(店に寄る機会は2回だけ。しかも序盤)
- 装備品が貧弱。(崩壊後はそうでもなくなった)
- 魔法をあまり使えない。
- それ以前に魔石をほとんど取れない。(通常8個。デスゲイズを倒せば9個)
- ダンジョン内のセーブポイントを踏めない事が多く、局地的にノーセーブでの進行を余儀なくされる。
- だというのに、がれきの塔ではバイツァ・ダストをフル活用して敵の出現を完全にコントロールしなくてはならない。非常に面倒。
- 崩壊後は3人。
- しかもそのうちの1人がよりによってモグタン将軍なので、彼女で三闘神のいずれか一柱を倒さなくてはならない。
…なんだか絶望的な気配が濃厚に漂ってますね。低レベル攻略で猛威を振るった強力な魔法の数々も魔法回避率も属性防御もフェニックスの尾による驚異の回復力も今回は全て期待できません。
が、いい所もあります。
これなんですね。FF6では全滅するとタイトル画面に戻らずに、最後にセーブ画面を開いた場所に戻されます。その時にほとんどのデータが元に戻されるのですが、唯一経験値(とレベル)だけは全滅した時点の物が保存されます。よって、一歩も歩かずに経験値を無限に稼ぐ事ができます。この現象は取扱説明書にも明記されていて結構有名なのですが、特に名前はついていないようなので、本文中では「レベルアップ全滅」と呼ぶ事にします。
この低歩数攻略ではこのレベルアップ全滅を利用します。まともに進めていっては序盤・中盤はともかくがれきの塔のボス達との戦闘ではまず勝ち目はありませんし、それとは別にこれを使わないと最低歩数は絶対に達成できません。それについては後述します。
今回の攻略では、基本的には普通に攻略を進め、厳しい場所では適宜レベルアップ全滅を取り入れた、たぶん最も効率が良いと思われるやり方を紹介するつもりです。この場合、がれきの塔以外は戦闘はそれほど厳しい物とはならないので、あまり詳しい説明はしません。難しいと思ったらレベルを上げて再チャレンジしてください。また、レベル6×3人攻略の方に書いた敵データも参照してください。
コラム:琥珀と翡翠の歩数基礎講座 |
琥珀 | 「さあ、ついに低歩数攻略が始まりましたぁ!でも、歩数って一体何のことなのかな?翡翠ちゃん」 |
翡翠 | 「FF6での歩数とは、プレイヤーがゲーム内のキャラクターを操作して移動させた回数の総和です。画面の縮尺に関係なく、1マス=1歩として計算されます。ただし、イベントで自動的に歩いた分や、飛空艇・チョコボ・蛇の道を利用して移動した分などは加算されません」 |
琥珀 | 「なるほど、どうやら歩数を縮めるためには飛空艇やチョコボなどの使い方が重要みたいねぇ。ところで、この歩数はゲーム内にどのように影響してくるのかな」 |
翡翠 |
「大きく分けて3点あります」
- ステータス画面の右下に歩数が表示されます。
- 青魔法『歩数ダメージ』のダメージ値には歩数と32の商がそのまま適用されます。
- PS版で新たに追加された『やりこみじいさん』にクリアした時点での最少歩数と最多歩数が保存されます。
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琥珀 | 「ふむふむ。ということはつまり、あんまり影響しないって考えていいのかな?」 |
翡翠 | 「そう考えて問題ありません。低レベル攻略では歩数ダメージが有効な場面がいくつかありますが、それも必須というわけではありません」 |
琥珀 | 「歩数それ自体はそれほど重要ではなく、記録にこだわる人だけこだわってくださいっていう事みたいですねぇ。まぁ、この本の筆者さんはまさにそういうお人なので、今回は見事に挑発に乗ってしまったみたいです」 |
翡翠 | 「それでは、攻略記事本編をご覧下さい」 |
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翡翠 | 「…姉さん」 |
琥珀 | 「ん?どしたの翡翠ちゃん」 |
翡翠 | 「ここのコラムって、前と全然変わってないんですが」 |
琥珀 | 「気にしない気にしない♪攻略が本格的に動き出すのはサウスフィガロからなんだし、この場はこれでいいの」 |
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