ここではレベル6×3人攻略において特に重要かつ理解しにくいものを中心に解説します。
2.2. 低レベル攻略
2.2.1. 低レベルのススメ
2.2.2. バイツァ・ダスト
2.2.3. キング・クリムゾン
2.2.4. 経験値とレベルの関係
2.2.5. 経験値初期化現象
2.2.6. 経験値獲得の回避手段
2.3. 少人数攻略
2.3.1. 仲間? 興味ないね
2.3.2. 3人合わせれば大きな火でも一人一人は小さな火
2.3.3. 『時』のカード
2.3.4. ザ・ワールド
2.3.5. 止まった時の支配者はただ一人
2.3.6. スリースターズ
2.3.7. 少人数の弊害
2.3.8. めざせ天下のわらしべ長者
2.3.9. Vコーディー
2.4. 獣ヶ原マスターへの第1歩
2.4.1. うぐぅ、盗めないよぉ。
2.4.2. なるべくしてなる!それが運命という物なのだ!
2.4.3. 余計な敵は全て消し飛ぶッ!!
2.4.4. じ、実は…
ゲームバランスを崩壊させかねない強力過ぎる技の数々です。一部の技はれっきとした「仕様」なのですが、極限を追求するならば使うべきではないでしょう。
≪ジョーカーデス≫
セッツァーのスロットで777を揃えると発動し、相手のあらゆる防御を無視して強制的に倒してしまう攻撃です。これの使用を許してしまうと戦略も何もあったものではありません。強制封印させていただきます。
≪バニシュ+α≫
透明の敵にはすべての魔法が効く事を利用して、バニシュをかけた後にデスやデジョンなどの即死魔法で攻撃するという有名な戦法です。他に、グラビガや怪音波などを使用することもあります。これも同様に却下します。
≪機械装備≫
ドリルやオートボウガンを装備して各種パラメーター、特に防御力と魔法防御力を上昇させてほとんど無敵状態になるというバグ技です。PS版では使えなくなっているようです。
≪カイエン暴走モード&カイエン暴走カッパモード≫
カイエンの必殺剣「空」をパワーアップさせて無理矢理乱発させるor敵が死ぬまで無限に通常攻撃を続けるという裏技です。一見お笑い技のように見えますが実はかなり凶悪な代物で、特に後者はあらゆる敵を「確実に」倒せてしまうのでジョーカーデス以上に強力です。これもバグ技ですがPS版でも使用可能です。kimuさんのホームページに詳細があります。知りたい人はどうぞ。
以上の4つは本書の攻略では一切使用しません。もっとも、これらに匹敵する強力なバグ(後述)を2つも利用しているので若干説得力に欠けるかもしれません…。
●(2004/08/28)追記●
kimuさんのホームページの閉鎖に伴い、カイエン暴走関連の解説ページを作成しました。こちらへどうぞ。
低レベルで攻略するためには経験値の獲得をできるだけ避けなければなりません。
ボス敵は経験値を持っていないので特に問題はありませんが、ザコ敵を倒すとごく一部の例外を除いて経験値を獲得してしまいます。しかし、戦闘から逃げれば経験値を獲得せずに済むので通常の戦闘はすべて逃げます。序盤ではブラストボイスで敵を混乱させておけば楽に逃げられますし、中盤以降は煙玉で安定です。
厄介なのが、強制イベント中に戦わされるザコ敵と逃げられないザコ敵です。強制イベント中のザコ敵に関してはそのイベントの攻略で解説するとして、ここでは逃げられないザコ敵の対策を紹介します。
FF6のザコ敵の中には一部に逃げられない物が存在します。具体例を挙げると、シルバリオ・メガロドルク・ニンジャ・インビジブル・フェイズ・グランベヒーモス・ランドウォームなどです。これらの敵と遭遇した場合、逃げようとしても画面上部に「逃げられない!」と表示され、逃げる事ができません。他の敵と同時に出現した場合は逃げられない敵を倒して普通の敵だけを残せば逃げられますが、ランドウォームは常に単体で出現しますし、ニンジャ・インビジブル・フェイズ・グランベヒーモスはそもそも倒す事自体が困難です。しかし、ニンジャ以外は戦闘そのものを回避する事が可能です。
FF6ではザコ敵の出現する歩数及びその順番は毎回ランダムで決められるので、逃げられない敵がいつ出てくるのかは通常は知る事はできません。が、一旦ゲームオーバーになってそのままプレイを再開した場合はその直前のパターンが繰り返されるため、「あと3歩進むとフェイズ×2が出てくる」などの情報を事前に知る事ができます。ダンジョンの外で敵の出現調整をすればインビジブルは問題なくやり過ごせます。
フェイズはフェニックスの洞窟に、グランベヒーモスとランドウォームはがれきの塔に出現します。これらのダンジョンは複数のパーティーを切り替えて進むのが特徴です。このパーティー切り替え機能を駆使すれば、逃げられないザコ敵との戦闘を回避する事ができます。
同一のダンジョン内であっても、場所によって出現する敵の種類は違います。例えばフェニックスの洞窟ではフェイズは上の階層には出現しますが下では絶対に出現しません(★1)。これを利用するとこんな戦法が確立できます。
逃げられないザコ敵の出現を消し去り、うまくやり過ごしたという結果だけが現実に残るというわけです。
★1 5.2.11 冷えゆくマグマのそばでを参照してください。
FF6ではレベルアップに必要な経験値は全キャラで共通で、低レベル攻略に関係がある範囲内では次の表のようになっています。どうしても経験値を獲得してしまう場合は、レベルアップしない範囲でギリギリまで配分するのがコツです。
レベル | 経験値 | 次のレベルまで |
レベル1 | 0 | 32 |
レベル2 | 32 | 64 |
レベル3 | 96 | 112 |
レベル4 | 208 | 192 |
レベル5 | 400 | 272 |
レベル6 | 672 | 384 |
レベル7 | 1056 | 496 |
レベル8 | 1552 | 632 |
レベル9 | 2184 | 792 |
レベル10 | 2976 | 960 |
レベル11 | 3936 | 1144 |
レベル12 | 5080 | 1352 |
レベル13 | 6432 | 1560 |
レベル14 | 7992 |
FF6ではパーティーの人数が多いためか、一旦パーティーから離脱して復帰したキャラに対して以下の処理を行いキャラ間のレベル差が開き過ぎないように調整しています。
つまり、レベル6のロックが1000以上の経験値を持っていたとしても、経験値初期化現象が起こればレベル6の初期値である672まで戻るわけです。これをうまく利用すれば、そのレベル内での限界を超えて経験値を獲得してしまってもレベルアップを防ぐ事が可能です。
また、ここで言う現在のパーティーとはナルシェや飛空挺でパーティー編成をする時に画面に出てくるキャラ全員が含まれます。基本的にストーリーを進める以外の方法ではパーティーの人数調整はできませんが、唯一ガウを獣ヶ原に飛び込ませる事で一時的にパーティーから離脱させる事ができます。これを利用して、強制的に入る経験値をガウに集めておいて、レベルの低い仲間が加入する直前にガウをパーティーから離脱させて平均レベルを下げるという事が可能です。崩壊後レベル6を達成するための最重要事項です。
経験値初期化現象は、離脱したキャラが復帰した時(ガウが獣ヶ原から戻ってきた時は除く)の他にベクタ和平会食後のティナとロック、世界崩壊直後のセリスにも適用されます。
ザコ敵の対処方法は上に書いたとおりですが、経験値を獲得せずに敵を倒す方法も存在するので参考までに紹介しましょう。しかし、いろいろと制限があります。
まず一つは鼻息です。これは敵を無理やり吹き飛ばしてしまう攻撃で、プログラム内部では「逃走」として処理されているようです(鼻息で戦闘から排除されてもダメージは受けていない)。ただし、これを使える状況は極めて少なく、私が知っている限りではモルボルグレートを混乱させるか操った時に使えるだけです。実用性はかなり低いです。
もう一つはコンフュ+煙玉です。味方にコンフュをかけ、直後に煙玉を使うと混乱したキャラが敵に煙玉を使うというものです。敵は瞬時に戦闘画面から消え、経験値とギルは入りませんが魔法修得値を獲得できます。非常に役に立ちそうに見えますが、逃げられない敵に対しては全く効果がないのが実に惜しい所です。本書の攻略ではベクタ和平会食で退魔の腕輪を獲得する時に役に立ちます。
FF6は総勢14名もの仲間がパーティーに参加します。これはRPG史上でも最多に近い人数です(幻想水滸伝やジャストブリードなどは別格)。
崩壊後の冒険の主な目的はケフカとの最終決戦に備えて一旦離れ離れになった仲間を再び集めることなのですが、飛空挺を入手するまでにどうしても仲間にしなければならないセリス・エドガー・セッツァーの3人だけでクリアできる事は結構有名で、実際に3人クリアを達成した人は数多くいます。
3人でクリアする際に重要な事はいくつかありますが、中でも特に重要かつ危険な点として「がれきの塔を1人で突破しなくてはならない」というものがあります。ザコ敵の対策はバイツァ・ダストとキング・クリムゾンで『絶対 だいじょうぶ』なのですが、問題は中ボスです。そう、三闘神などの中ボスの数々を全て1人で倒さなくてはならないのです。
FF6ではパーティーのレベルがかなり低くてもある程度の人数が揃っていればなんとか戦えるのですが、1人で戦うとなると途端に苦しくなります。
例えば、パーティーが2人の場合を考えてみましょう。2人のうち片方が敵の攻撃を食らい、一撃で最大HPを上回るダメージを受けたとします。そのキャラは当然戦闘不能になりますが、もう一人がすぐに蘇生させてやれば簡単に持ち直せます。
しかし、1人で戦っているときは戦闘不能になったらそこで終わりです。そう、1人で戦う場合は即死攻撃=全滅攻撃という式が成り立ってしまうのです。
実際、三闘神クラスのボスになるとただの通常攻撃でも驚異的な破壊力を誇るのに、それに加えて防御力無視・回避率無視・即死・死の宣告…などの多彩な攻撃を持っています。これらの攻撃に対抗するためには、レベルと最大HPを上げて大ダメージの攻撃に耐えられるようにし、即死系の攻撃はセーフティビットなどで防ぐなどの手段を講じる必要があります。そして何よりも大事なのは積極的に攻撃して敵を早く倒すことです。殺られる前に殺れというわけです。1対1でこれらのボスを撃破するには、通常はレベルが30以上は必要になります。
でも、これらの中ボス達は全てレベル6で撃破することが可能です。
さすがにここまでレベルが低くなると敵の攻撃のほとんど全てが脅威になります。回避率を上げたり属性防御を使うなどである程度は対抗できますが、それらの手段で敵の攻撃の全てを防ぎ切れない場合は敵の攻撃を一発食らったら即終了という極めて危険な状態で戦わざるを得ません。しかも、低レベルという条件下ではどうしても攻撃力が不足するので戦闘が長期化し、いつか必ず防ぎ切れない攻撃を受けて死んでしまいます。これでは勝てません。
ところが、攻守両面を強化する実に都合の良い方法があるのです。それがクイックです。
クイックを唱えると使用者以外の全てのキャラクターの時間が停止します。使用者は止まった時の中で2回行動でき、2回の行動が終わると使用者の時間ゲージがゼロに戻って時が動き出します。止まった時の中ではほとんど全ての行動が可能ですが、クイックを唱えても無効化されます。つまり、永久に時を止め続ける事はできない訳です。
通常のプレイではこれだけでも十分強いのですが、レベル6で1人で戦うにはちょっと厳しいものがあります。しかし、ここでソウルオブサマサを併用すると恐ろしい事になります。
連続魔の前半部分でクイックを唱えた場合はクイックの詠唱モーション終了時に時間が停止し、連続魔の後半部分+もう1回の攻撃は全て止まった時の中で実行されます。
そして、ここからが恐ろしい所なのですが、通常は「もう1回の攻撃」が終わった後は使用者の時間ゲージがゼロに戻って時が動き始めます。しかし、ここで取った行動が連続魔だった場合のみ、時が動き出した瞬間に既に時間ゲージがたまっているのです。もちろん、ここでクイックを使うことも可能です。永久ループに持ち込める事は容易に想像できるでしょう。
一方、連続魔の前半部分でその他の魔法を使っておいて、後半でクイックを唱えた場合はその後2回の行動を終えるまで時間は停止したままです。そして、その2回目の行動が連続魔だった場合は上記と同様に次の時間ゲージがたまっています。もちろんクイックも使えます。こちらはクイック直後に限り連続魔以外の行動もできるので、アイテム等を使いたい場合にお薦めです。
まあ、実際には連続魔を唱えるにはかなり大きいタイムラグがあり、隙間に割り込まれることがあるので完全無欠ではありません。しかし、クイックにはまだ隠されたもう一つの特性があります。本当に恐ろしいのはむしろこちらの方かもしれません。
クイックが効果を発揮している最中は使用者以外は全く行動できません(★2)。これはなにも自発的な行動に限った話ではなく、なんとカウンターもできなくなるのです。
カウンターは攻撃を受けた直後に自動で反撃するものですから、その時に行動不能になっていれば当然カウンターは使えません。従って、睡眠・混乱・麻痺などが有効な敵はこれを利用してカウンターを封じることができます。逆に言うと状態変化攻撃が効かない相手に対してはカウンターを封じる手段がないわけですが、クイックを使用した場合は違います。クイックは敵にかける状態変化魔法ではなく味方(自分)にかける支援魔法なので、敵が誰であろうと必ず効果を発揮します。
敵の行動を止める上にカウンターも封じられるのでこちらは攻撃し放題、実にすばらしい戦法です。しかし、ここで一つ注意。カウンターはあくまでも攻撃を受けた直後に行われるので、その時点で敵が行動可能になっていれば当然カウンターが来ます。つまり、クイックの効果が切れる直前の攻撃には通常通りカウンターがくるということです。
以上の点をまとめると、ソウルオブサマサを装備した上で
この2つが有効な戦法だと言えるでしょう。もちろん、カウンターの心配がなければクイック以外は全て攻撃魔法です。ただし、この戦法はあまりにも強すぎて戦闘が白けてしまう恐れがあるので、普通に戦っても勝てる場合には使用を控えた方が良いかもしれません(★3)。まあ、気分の問題ですが。
★2 ファイナルアタックと魔封剣はクイック中でも発動します。
★3 本書の攻略ではインフェルノ、スカルドラゴン、鬼神、女神、ラストバトルでのみ使用しています。
上記の戦法はゲームバランスを崩しかねないほどの絶大な強さを誇るのですが、一方で致命的な弱点を抱えています。そう、消費MPが多すぎるのです。
クイックの消費MPは99。これはレベル6のキャラの最大MPの2倍に匹敵します。さらに、クイック中に有効な攻撃魔法はファイガなどで、これらは1回ごとに50以上ものMPを消費します。もちろん低レベルのキャラには使えません。ましてや連発するなど夢のまた夢です。
ところが、ここでスリースターズを装備すると問題はあっさり解決します。全ての魔法の消費MPが1になり、事実上魔法が使い放題になるのでぜひとも入手したいところです。というか、入手しないとクリア不能です。
FF6においてスリースターズの入手方法は3種類存在します。
まず、1番は却下です。ソウルオブサマサは必要ですし、1個しか入手できないからです。
2番はどうでしょうか。ブラキオレイドスは出現する確率がやたら低いのが難点ですが、バイツァ・ダストを使ってじっくり探せば必ず見つかります。そのまま倒すと経験値が入ってしまいますが、獣ヶ原を利用すれば大丈夫です。獣ヶ原で一旦見つけてしまえば、あとはバイツァ・ダストを駆使して勝てるまで挑戦しつづければ良い…はずなのですが、バニシュ+αを封印した状態ではあまりにも辛い敵です。
即死攻撃が効かない上にHPが高いので長期戦になります。しかも、メテオ(魔法)や全体鼻息が来ると防ぐ手段がなく敗北決定なので、ちょっとどうしようもないです。誰か安定して勝てる人がいたら教えてください。私は1回だけ勝ったことがありますが、勝率が低すぎるのでスリースターズを落とすまで頑張るなんてできませんでした。
そして3番。スリースターズ入手法としては最も有力な選択肢です。しかし、ここでも大きな障害が…。とりあえず次の項を見てください。
人数が少ないと上に書いたような点で不利になるわけですが、それ以外にはどんな難点があるでしょうか。
ここまでは私が以前達成した「低やりこみ度4人攻略」(★4)でも使わずにクリアしている事柄なのですが、3人で攻略するためにはもう一つ強烈な制限が追加されます。まあ見てください。
★4 4人の平均やりこみ度9.5%を達成しました。修得した魔法はラスピル・アスピル・レイズのみ。詳細はこちら。
そうです。ガリュプデスからスリースターズを盗もうにも「盗む」コマンドが使えないのです。だからと言ってスリースターズをあきらめるわけにはいきませんし、ブラキオレイドスを倒すのもほぼ無理です。なんとしてもガリュプデスから盗むしかありません。
「あははーっ。でも盗むこと自体できませんからどうしようもないですよ」と思った人はいませんか?ご安心を。そんなことはありません。
「盗む」コマンドは確かに使えませんが、だからといって敵からアイテムを盗めないわけではありませんよ。
ナルシェの宝物庫にあった盗賊のナイフ、まだ持ってますね? これで攻撃すると、時々追加効果として「ぶんどる」が発動します。もう分かりましたね。これを利用して敵からアイテムを盗むのです。完璧ですね。
…などという口車に乗ってはいけません。ここであっさりと納得してしまうようでは考えが激甘だと言わざるを得ません。茜ちゃんの激甘ワッフルよりも甘いです。
なぜ考えが甘いのでしょうか? 単純な事です。盗賊のナイフはロックとシャドウしか装備できないからです。でも、解決方法はちゃんと用意されています。ズバリ、勲章を入手すればいいのです。勲章を装備すれば全ての武器を装備できるようになるので、何の問題もなく盗賊のナイフを装備して敵からアイテムをぶんどれるようになります。
実際に勲章を入手する方法ですが、たった一つ、コロシアムで猫耳フードを賭けてスラッグクロウラとのオートバトルに勝利するしかありません。スラッグクロウラには簡単に勝てるので特に問題はありませんが、今度は猫耳フードを入手しなくてはなりません。
猫耳フードを入手する手段は2つ。すなわち、
ブラキオレイドスには勝てないので2番は却下です。従って、今度は沙悟浄の槍を入手しなくてはなりません。
以下にカッパ装備の入手方法をまとめたのでご覧ください。
名前 | イベント | 盗む | 落とす | コロシアム |
沙悟浄の槍 | − | グランインセクト(Lv54) | ティラノサウルス | − |
甲羅の盾 | − | バジリスク(Lv54) | バジリスク | イージスの盾・アーマーガッパ |
皿 | − | プレランタール(Lv55) | − | 甲羅の盾 |
アーマーガッパ | − | ティラノサウルス(Lv57) | スプリンター | − |
見ての通り、沙悟浄の槍はティラノサウルスが落とします。敵がアイテムを落とすかどうかは盗む場合と違ってレベルとは関係ないので、確率は低めですが何回も挑戦すれば必ず入手できます。
★5 イベントや宝箱では入手できません。また、メタモルフォーゼでも入手できますが本書の攻略では魔石ラグナロックがないので使えません。
沙悟浄の槍を入手するには少々コツがあるのですが、それは後述します。ここでは無事にスリースターズを入手した後の話をします。
ザ・ワールドを使えるようになればがれきの塔のボス達とようやくまともに戦えます。しかし、敵の動きをかなり抑えこめるようになったとはいえ完全に止め続けられるわけではありません(★6)し、敵の攻撃が1発直撃したら即終了という状況が変わっていない以上、敵の攻撃を防ぐ手段を講じなければなりません。
「奇跡でも起きればなんとかなります」「でも、起きないから奇跡って言うんですよ」
などという声が聞こえてきそうですが、奇跡は起きてしまいました。詳細な調査の結果、敵の攻撃をほとんど全て無効化する実に都合の良い方法が発見されています。詳しく紹介しましょう。
以下の表は、崩壊後の世界で強力な装備を集めた後にサウスフィガロの地下に出現するコマンダー×3(通常攻撃しか使わない)と戦って敵の攻撃を20回受け、どれだけ回避できるかを調査した結果です。
回避率 | 魔法回避率 | 回避した回数 | 実際の回避率 |
84% | 21% | 5/20 | 25% |
79% | 1% | 0/20 | 0% |
74% | 41% | 4/20 | 20% |
24% | 81% | 11/20 | 55% |
14% | 131% | 20/20 | 100% |
14% | 121% | 18/20 | 90% |
7% | 129% | 20/20 | 100% |
これを見れば分かる通り、なんとFF6では回避率の数字に意味がありません。物理攻撃も魔法攻撃も全て魔法回避率で回避できます。
しかも、魔法回避率が129%に達すると、魔法回避率の影響を受ける攻撃が一切当たらなくなります。
したがって、これらの攻撃しか使わない敵に対しては完全に無敵になります。
ただし、アルテマや蛸足に代表される魔法回避率無視攻撃に対しては無力です。また、実際に魔法回避率129%以上を実現しようとすると装備やアクセサリーのほとんどが強制されてしまうため、攻撃手段が限られてしまうのが辛い所です。
それでも、高い魔法回避率が非常に強力である事は疑う余地がありません。また、実際の戦闘では魔法回避率が110%以上になればほとんどの攻撃が当たらなくなるので、よほどの長期戦にならない限りは十分に実用に耐えられるでしょう。
(※)このことから分かる通りFF6においては回避率と魔法回避率を区別する必要はありません。よって、すべての表記を魔法回避率で統一しても良いのですが、文章の読みやすさを考えて攻略記事中ではこれら2つを区別して表記します。
★6 鬼神は完全に止め続けられます。が、最初の一撃を回避しないと殺されるのでやはり回避手段は必要です。
沙悟浄の槍だけでなく他のカッパ装備も攻略に役立つので全て獲得します。すでに書いたように沙悟浄の槍を入手すればアイテムをぶんどれるようになるのですが、残りのカッパ装備をぶんどろうとしてはいけません。低レベルでプレイしている場合には例え勲章+盗賊のナイフを装備していてもカッパ装備を盗む事はできません。どうやら敵からアイテムを盗む確率は彼我のレベル差の影響を受けるらしく、レベル6のキャラに盗ませても絶対に盗めません。
実際に「盗めない」と言う事実を証明する事は不可能ですが、私が試した限りではプレランタールのMPをゼロにしてリジェネをかけ、勲章+盗賊のナイフ+皆伝の証を装備したセッツァーにバーサク+ヘイスト+バニシュをかけて4時間ほど放置しておいたにも関わらず盗めませんでした。バジリスクやティラノサウルスでも同様の条件で1時間ほど待っても盗めませんでした。盗める確率はほぼ0とみなしていいでしょう。
ロックに普通に盗ませてもやはり盗めないのですが、盗賊の腕輪を装備させるとあっさりと盗めるようになります。私が試した時には沙悟浄の槍・甲羅の盾・皿は10分〜30分ぐらいで盗めました。盗賊の腕輪は偉大です。でも、アーマーガッパは一時間盗み続けてもダメでした。カッパ装備の中でアーマーガッパだけ特別扱いされているというのは考えづらいです。おそらく、ティラノサウルスのレベルが他の3匹と比べて若干高いのが原因だと思われます。アイテムを盗めるのはレベル差が49(50?)までという制限があるのかもしれません。
結局、3人攻略でカッパ装備を入手するには敵が落としてくれるのを待つしかありません。普通に敵を倒すと経験値を獲得してしまうので、必然的に獣ヶ原で戦うことになります。なお、皿だけはコロシアムでの戦闘が必須ですがVコーディーを利用すれば容易に入手できます。
獣ヶ原での敵の出現はランダムではなく、きちんと出現順が決まっています。従って、獣ヶ原で特定のモンスターに会いたければリセットor電源OFFをせずにひたすら歩き回っていればいいのですが、これではかなり時間がかかってしまいますし、逃げられない敵(特にスピットファイア+スカイアーマー×2)を倒さなくてはならないので危険が伴います。
効率良く目的のモンスターを探すためには、まず第1に余計な敵を出現させないためになるべく早い時期に獣ヶ原へ行くこと、第2に敵の出現テーブルを熟知して逃げられない敵を前もって回避すること、がそれぞれ重要になります。
以下に私がプレイした時の獣ヶ原での敵の出現パターン表を載せておきます。この表ではカッパ装備を落とす敵は背景を水色にし、逃げられない敵は赤い太字で書いています。43回目の戦闘で最初に出現したドン×2が再び登場したので、比較しやすくするためにそれ以降のモンスターを横に並べて書いてあります。眺めていれば何かが見えてくるはずです。
1 | ドン×2 | ドン×2 |
2 | ジョーカー×3 | ドラゴンゾンビ+ロゲノイア×2 |
3 | 親衛隊×3 | バルーン |
4 | デバウアー+ブリアレオス | デバウアー+ブリアレオス |
5 | スカイアーマー×2+スピットファイア | スカイアーマー×2+スピットファイア |
6 | スカイアーマー+スピットファイア | ベヒーモス |
7 | コジャ×3 | ドラゴン |
8 | ファーブニル×2 | ファーブニル×2 |
9 | ルク+ムルフシュ+ギガントード | キラーマンティス×2+ファーブニル |
10 | 眠れる獅子 | 眠れる獅子 |
11 | サボテンダー | サボテンダー |
12 | ハンプティ×3 | ハンプティ×3 |
13 | マルコシアス | マルコシアス |
14 | エナジーデーモン | ディープアイ×2+ムース×2 |
15 | エナジーデーモン+アンテサンサン×2 | エナジーデーモン+アンテサンサン×2 |
16 | クロウラ×3 | クロウラ×3 |
17 | バジリスク×2+リーチフロッグ | ティラノサウルス |
18 | スプリンター×2+リカオン×2 | スプリンター×2+リカオン×2 |
19 | プリン×4 | プリン×4 |
20 | デストロイダー×2 | レネルジア×2+デストロイダー |
21 | ベクタハウンド×2+コマンダー | ベクタハウンド×2+コマンダー |
22 | ビッグベア+アクロフィーズ | ビッグベア+アクロフィーズ |
23 | オニオン×5 | オニオン×5 |
24 | 重装兵×2+帝国兵×2 | 重装兵×2+帝国兵×2 |
25 | サージェント | サージェント |
26 | ガード×2 | ガード×2 |
27 | ウェアラット×3 | デザートソーサー×2 |
28 | デミウルオク×3 | ムー×2+アンシリーコート |
29 | テラリウム+ゴルギアス+セルピアス×2 | 魔導アーマー |
30 | イプルクラップル+シビルアモル+レッサードラゴン | イプルクラップル+シビルアモル |
31 | ウェアラット×2 | シルバリオ+ガード |
32 | エピオルニス+シピーラビット×2 | ストレイキャット×3 |
33 | エピオルニス+ストレイキャット+セレイドホッパー×2 | サテライト |
34 | ゴースト | エンゼルウェイスパ+クラウド |
35 | ボム | ボム+クラウド |
36 | エンゼルウィスパ×3+クラウド | ディオルベーダ×2 |
37 | エンゼルウィスパ | エンゼルウィスパ |
38 | ブラッドファング×2+ヴァルチャー | ヒルギガース |
39 | ベールダンス+ガブルデガック×3 | マグナローダーズ(紫) |
40 | トラッパー×3 | ベルゼキュー×2+サージェント×2 |
41 | チェイサー | ジェネラル+オニオン |
42 | キュアローター | キュアローター×3 |
どうです? ループしている様子が良く分かるでしょう。その後の調査で17番にはグランインセクト+スプリンター+リカオン×2やリーチフロッグ×4などが含まれる事を確認しています。どうやら、各番号ごとに数種類の敵パーティーが用意されていて、そのうちの一つが毎回抽選で選ばれて出現しているようです(←実は違います。抽選ではなく完全パターンだそうです。詳細はこちら)。具体的な攻略方法としては、以下の方法が理想でしょう。
この手順で進めると遅くても12回目までにはティラノサウルスかバジリスク達が、その直後にスプリンター達が出現するはずなので、とりあえず全滅してください。そのままゲームを再開するとバイツァ・ダストの影響で必ず同じ敵が出現するので、カッパ装備を落とすまで根気良く戦いましょう。
表の17番では同一テーブル内にバジリスクとティラノサウルスが同居しています。従って、運が悪いと既に持っているアイテムを落とすモンスターに再度遭遇してしまう可能性があります。
これを回避するために、別の出現パターンを利用して重複を避ける方法が考えられます。しかし、バジリスクはバジリスク×2+リーチフロッグという組み合わせでしか出現しません。また、ティラノサウルスは単体で出現する以外に「ティラノサウルス×2(必ず挟み撃ち)」というパターンが存在しますが、この場合は倒すのが難しくなるので極力避けたい所です。
結局17番を利用する事になるわけですが、運悪く目的のモンスターが出てこなかった場合でもキング・クリムゾンを応用する事で目的の敵パーティーを強引に引きずり出す事ができます。獣ヶ原で戦闘をすると表4での番号が1つ進み、しばらく歩くと次の番号の敵パーティーが出現します。一方、獣ヶ原以外の場所で戦闘をすると、表4での番号が進まずに下の番号の中でもう一度抽選が行われます。この後獣ヶ原に戻れば運次第で目的の敵パーティーに会えます。(←これも違います。抽選ではなく完全パターンだそうです。詳細はこちら)
例えば、すでに沙悟浄の槍を入手しているのにティラノサウルスに遭遇してしまった場合の対処法はこのようになります。
このようにすれば獣ヶ原でのアイテム収集に費やす時間を大幅に節約できます。
ここまで本書の攻略方針に添った獣ヶ原攻略法を紹介してきましたが、実は…。
最近になって、獣ヶ原の敵出現パターンは私が攻略を始めるよりも数年も前にすでにどなたかの手によって完全に解明されていたという嫌すぎる事実が発覚してしまいました。解明した人が誰なのかは謎ですが、リンク集から行けるkimuさんのホームページに詳細な攻略法と完全な獣ヶ原敵出現データ(現時点では解説なし)があります。獣ヶ原を極めたい人はそちらをご覧ください。
…私の努力は一体…。
●(2004/08/28)追記●
kimuさんのホームページは既に閉鎖されています。現在ではNemax式FF(管理者:nemaxさん)に継承されていますので、そちらを御覧下さい。