おことわり
私のFF5攻略は、サークルGUAMMAさんの最低レベル+ABPゼロ攻略を参考に、独自に進化させた物です。この度、GUAMMAさんに公開の許可を頂きましたので攻略のすべてを公開できるようになりました。
ここの攻略の中には、部分的に他の人の攻略を流用している所が多数ありますが、その場合でも私自身があらゆる攻略法を試した上でそれが最高の方法だと判断した場合のみ使っています。ご了承ください。ここに書いたテクニック、青魔法ラーニング法、およびボス攻略はプレステ版とスーファミ版の両方で確認を取っている物と、プレステ版でのみ確認している物の2種類があります。プレステ版でのみ確認している物はそれを明記しておきます。
もっとも、ただ私が確認できないだけで、実際にはスーファミ版でもできる可能性が非常に高いと思われます。もしもどなたか確認してくれた方がいましたら、ぜひ掲示板で知らせてください。
はじめに、低レベル・ABPゼロ攻略において有効なテクニックやちょっとした情報を紹介しておきます。
私の攻略ではここに書いたテクニックを頻繁に使っています。なお、この中にはほとんどイカサマとしか思えないような物も若干ありますが、私は気にせず利用しています。
○各キャラの個人差
ステータスのパラメーターはジョブによる影響が大きいのですが、同じジョブが複数いる場合には個人差が影響してきます。
素早さは クルル > ファリス > レナ > バッツ > ガラフ 力は バッツ > ガラフ = ファリス > レナ = クルル
となっています。他のパラメーターはあまり意味がありません。
特に素早さは重要で、一瞬行動が遅かったために全滅するなんて事はしょっちゅうあります。また、行動する順番も素早さによって決定されるので攻略パターン作成に大きく影響してきます。
○素早さ
上に書いたとおり素早さはジョブと個人差によって決まりますが、装備品によって調整可能です。例を挙げると
A ヘイスト エルメスの靴 B 素早さ+5 チキンナイフ・リボン C 素早さ+2 ファイアビュート・黒頭巾 D 素早さ+1 アサシンダガー・盗賊のナイフ・ダンシングダガー・佐助の刀
黒装束・グリーンベレー・忍びの衣・エルフのマント・盗賊の篭手また、装備品で素早さを下げる事はできませんが重い防具を装備すれば結果的に行動は遅くなります。 E 重さ+8 ヒュプノクラウン F 重さ+15 コルナゴの壷
武器と盾に関しては、戦闘中に持ち替えるとそれに対応して素早さや重さが変わります。
さらに細かいテクニックとして、ポーションやエーテルを使用するのに時間がかかるのを利用して、早く順番が回ってきたキャラにポーションなどを使わせて行動順を入れ替えるという事もできます。
○カウンター
モンスターに対してある特定の攻撃をすると反撃される事があり、これをカウンターといいます。モンクのアビリティー「カウンター」やFF7のマテリア「カウンター」・「まほうカウンター」などを思い浮かべれば理解しやすいと思います。
主な特徴を挙げると、
A カウンターは攻撃を仕掛けた者を狙うわけではなく、誰に当たるかはランダム(例外あり)。 B カウンターをする確率はモンスターによって違う。100%確実にカウンターしてくる奴も多い。 C カウンターはモンスターの通常の行動とは完全に独立している。タイミングによってはカウンターの直後に敵の行動が来る事もある。 D 敵の中には物理攻撃と魔法攻撃で別のカウンターをしてくる者もいる。 E さらに、数種類の攻撃からランダムで選んでカウンターをしてくる奴もいる。 F 敵によってはアイテムを盗んだりポーションで回復しただけでもカウンターされる事がある。 G 眠り・麻痺などの状態変化で行動不能になっていればカウンターはできない。
カウンター攻撃の種類も豊富で、通常攻撃だけではなく突進・針・地震・抱擁・ドレイン、さらにはメガフレア・サークル・メテオなどの強烈な攻撃もありますし、あまつさえリターンを使ってくる奴までいます。
これらの敵と戦う時にはカウンターをいかに防ぐかが重要になってきます。
○鉄壁のナイト君
ナイトは瀕死(HPが最大HPの1/8以下)の味方が物理攻撃を受けると100%の確率でかばってくれます。そして、初期コマンドの「まもり」を使うと物理攻撃のダメージをゼロにできます。つまり、あらかじめ仲間を全員瀕死にしておいて「まもり」を使えば敵の物理攻撃を完全に封じ込めるのです。私はこれを「鉄壁のナイト君」と呼んでいます。
この方法の特徴は以下の通りです。
A ナイトがいればいいので、ゲーム序盤から使える。 B 敵の攻撃方法が物理攻撃のみの場合、攻撃を完全に封じ込めることができる。 C あらかじめナイト以外のメンバーを瀕死にしておかなくてはならない。 D 戦闘が始まってからナイトがコマンド入力可能になるまでは敵の攻撃を耐えるか回避しなければならない。 E ナイトが麻痺や混乱などの状態変化に陥った場合は仲間をかばえない。
FF5の世界では、物理攻撃を防ぐ方法は鉄壁のナイト君の他にゴーレム、ブリンク、ミラージュベストがあります。それぞれ長所と短所がありますので、状況によって使い分けましょう。
○魔法剣
通常のプレイでは魔法剣は属性の弱点を突いて大ダメージを与えるために使いますが、低レベルではスリプル・サイレス・ブレイクの方が利用価値が高くなります。
これらの魔法は効くかどうかが確率に左右されるのですが、魔法剣で使った場合はたとえ剣による攻撃のダメージがゼロであっても魔法は100%確実に効果を発揮します。ただし、剣の攻撃自体が回避された場合はダメですし、もともとその魔法が効かない敵には当然通用しません。(石像に魔法剣ブレイクとか)
○攻撃のダメージ
私の経験上、直接攻撃によるダメージは以下の計算式から算出されていると推測されます。
(攻撃力−防御力+バーサク)×(攻撃側の「ちから」による倍率)×(攻撃側のレベルによる倍率) |
従って、いくらレベルが上がっていても攻撃力が相手の防御力を下回っていればダメージはゼロになります。FF5では攻撃力と防御力はレベルに無関係で装備品によってのみ決定されます。そのため、低レベルでも装備を固めていれば相手の物理攻撃を完全に防ぐ事ができます。
ちなみに、ザコ敵の攻撃力などのデータは攻略本に詳しく載っています。
○〜のロッド
炎のロッド、氷のロッド、雷のロッドを装備して使うとそれぞれファイガ、ブリザガ、サンダガが発動します。第1世界のボス達はロッドだけで瞬殺できる事が多いですし、第2世界でも十分通用します。
敵が複数いると強制的に全体攻撃になり、威力が半減します。また、味方に対して使う事はできません。
また、これらを装備して属性の合った魔法を使うとダメージ量が増えるという特性もあります。(ポイズンロッド・大地の衣・賢者の杖も同様)
○ナイフ
レナの初期装備です。しかし、それ以外では世界中のどこにもないし魔物から手に入れる事もできません。信じられない事ですが世界に一つしかないレアアイテムです。おまけに攻略本にも載っていません。
冗談はさておき…魔法剣がかかる武器の中では最も攻撃力が低いので、敵のHPを厳密に調整している時には役に立ちます。
○エクスカリパー
この剣で斬りつけると、あらゆる条件を無視して(例えオメガやマジックポットであろうと)確実にダメージ1を与えることができます。だからどうしたと言われそうですが、実はこの武器、パーティーアタックに最適なのです。オメガ戦で吟遊詩人の歌を切り替えるときに使えば生き返らせる手間が省けます(すごい言い方だ…)。
この剣は他に、攻撃しても標的の分身が消えないという特徴も持っています。
○裁きの杖
この杖の攻撃は聖属性の魔法攻撃扱いなので、回避率や分身に関係なく命中します。しかも聖属性を吸収・無効化する防具は存在せず、ダメージが大きい(約160)ので自殺用に最適。特に白魔道士と時魔道士が装備できるのは重要です。ただ、魔法防御力や魔法回避率によっては倒せない事があるのでその時は普通の武器で攻撃しましょう。
装備して使うとディスペルが発動します。これも密かに利用価値が高いです。
○ワンダーワンド
ライブラを除く全ての白魔法と黒魔法が封じ込められていて、攻撃するとサブ画面の魔法欄に載っている順番どおりに効果を発揮します。
パーティーに白・黒魔道士を入れる余裕が無い時の最後の切り札になります。ただし、使いたい魔法に合わせるのが面倒なのでなるべくなら使わずに済むような戦法を考えましょう。
○魔法のランプ
戦闘中に使用すると召喚魔法を使えます。最初はバハムートから始まり使うたびに弱くなっていきますが、最初においてあった場所に戻せば回復します。
威力は使った人のレベルと魔力によって変わりますが、オーディンだけは例外で強制的に斬鉄剣になります。もともと効かない敵には無力ですが、効く相手は絶対に一撃で倒せます。
ストーリー展開上の都合により、フェニックスを召喚する事はできません。
○リターン
時空魔法レベル4の魔法で、時間を戦闘開始時に戻す事ができます。普通に考えると緊急回避ぐらいしか使い道がなさそうですが、上手に使えばかなり便利な代物で、例えば「レアアイテムを盗もうとして失敗したらリターン」などの利用法があります。この他、成功率の低い攻撃を強引に命中させる事も可能です。詳しくはストーカーや自爆ラーニングの項を参照してください。
○ドーピング
薬師が英雄の薬を飲むとレベルが10上がります(ライブラで確認)。他の薬と違い、英雄の薬は続けて飲むと効果が重なっていくのでどんどんレベルを上げることができます。最大でレベル255まで上がりますが、実際にはレベル100、すなわち英雄の薬10個で「レベルによる倍率」が最大になります。この状態で攻撃するとチキンナイフ装備時でダメージ約6600という凄まじさで、私の攻略ではたびたび登場します。状況によってはスピードドリンクやプロテスドリンクも飲むのを忘れずに。
○英雄の歌
この歌を歌っている間はパーティー全員の「レベルによる倍率」が徐々に上がっていきます。効果が表れるまでにかなり時間がかかるのとダメージ量の調整が難しいのが欠点ですが、パーティー全員がパワーアップするという絶大なメリットがあります。ゆえに、忍者や侍を入れておくと凄い事になります。
ちなみに、レベルそのものは上昇しません。ライブラで確認できます。
○体力の歌
英雄の歌でパワーアップしている時、リジェネがかかっていれば回復するHPの量でパワーアップの進み具合がわかります。時空魔法のリジェネや守りの指輪も使えますが、吟遊詩人がいるのですから体力の歌を歌うのが賢い選択と言えるでしょう。
○チキンナイフ
このナイフは、装備すると素早さが5上がる・攻撃するとランダムで逃げ出そうとする・逃げた回数に応じて攻撃力が上がる(最大127)などの特徴があります。それぞれが利用価値の高い特性なのですが、特に攻撃力に関してはもう一つ隠された重大な要素があります。
通常攻撃のダメージは上に書いた式で計算されるのですが、どうやらチキンナイフで攻撃した場合は「ちから」の数値に「すばやさ」の数値が足されているようです。つまり、127という圧倒的な攻撃力以上に「ちから」のほうも大幅に強化されているということです。さらに、この「すばやさ」の数値は素早さの歌で上昇させる事ができます。もともとドーピングすると6600ダメージ以上になる武器ですが、素早さの歌も併用すると最終的には9999ダメージに達してしまいます。
○銭投げ
銭投げのダメージは以下の計算式によって算出されます。
(侍のレベル−敵の守備力+10)×150 敵が複数いる場合、各々の敵に対して上記の計算式によるダメージを与えます。攻撃が分散して一匹当たりのダメージが減るという事はありません。
銭投げをすると、総ダメージ量の1/2に相当するギルを消費します。途中でギルが底を尽いた場合、与えるダメージは当然ゼロになります。
この計算式の中のレベルは英雄の歌で上昇させる事ができるので、うまく組み合わせれば強力な攻撃になります。また、今回の攻略では出来ませんが、侍に「飲む」のアビリティをつけておけばレベルを自由に調節できるので、計算式を利用して敵の守備力を調べる事ができます。
○ミラージュベスト
ミラージュベストを着ていると、戦闘開始時から分身が一つ付いています。敵の攻撃を1回受けると分身が消えますが、分身が消えた後に「武器を持ち替える」ことによって分身が復活するのです!! これをうまく利用すれば、敵の物理攻撃はほぼ無効化できます。インチキ?
ちなみに、呪いの指輪と守りの指輪でも似たような現象が起こります。一度死んで生き返ると死の宣告やリジェネの効果がなくなってしまいますが、武器を持ち替えると同様に復活します。多分バグなんでしょう。
○死亡と戦闘不能について
攻略の中で、「死亡」「殺す」「生き返らせる」「自殺」などの表記をしている所が多数ありますが、FF5では戦闘中にHPが0になった状態は「死亡」ではなく「戦闘不能」なので、これらは厳密には間違いです。しかし、私はそれを承知で書いています。理由は単に語呂が良いからというだけですが。
本当はきちんと区別しないといけないのでしょうが、感覚的に理解しやすい方が良いと思ったのであえてこちらを選びました。皆さんはどう思われますか?
○コマンド入力待ち時間
コンフィグでゲームスピードを遅く設定すると戦闘中の時間の流れが遅くなるのですが、それとは別に「コマンド入力待ち時間」が長くなります。例えばゲームスピード6で戦闘をしていてバッツがコマンド入力可能になったとしましょう。この時、他の3人の行動ゲージは一時的に止まります。より正確に言えば、バッツ達の世界の時間が停止しています。実際、この間に敵が攻撃してくることはありません。
しばらくすると他の3人の行動ゲージは動き出し、ちゃんと敵も攻撃してくるようになるのですが、この「他の3人の行動ゲージが止まっている時間」こそが「コマンド入力待ち時間」そのものなのです。コマンド入力待ち時間はゲームスピード1では一瞬で終わり、6では約9秒間持続します。この間は、コマンド入力可能なキャラクターの周りに出現するカーソルの点滅速度が速くなります。
コマンド入力待ち時間はガルキマセラを捕獲する際の超重要事項です。また、敵から逃げる時にも利用すれば逃げやすくなります。
○1/4攻撃
炎・ブレスウィング・稲妻(それぞれ火・風・雷属性)は他の属性全体攻撃とは違いダメージの算出方法が少々特殊で、魔法防御力に関係なく標的の最大HPの1/4がダメージになります。こちらが使う場合には「放つ」でしか使えませんが、パーティーを全員魔獣使いにして放てば最大HP39996までの敵ならば確実に倒せます。
敵が使ってくる場合は、ダメージ量が少ないので全然恐くありません。ただし、フェニックスの尾で生き返ったばかりのキャラはちょうどピッタリ死んでしまうので、特にアルケオエイビス戦では注意が必要です。
●攻略本
私はNTT出版から発行されている3分冊の本を使っています。実はかなり間違いが多い困った本なんですが、ザコ敵やアイテムなどの詳細なデータは非常に役に立ちます。
●攻略同人誌
私は97年夏に「GUAMMA COLLECTOIN」(サークル「GUAMMA」より発行)という本を某所で購入しました。特にビッグブリッジ攻略とオメガ攻略には鬼気迫る物があります。この本は私のFF5攻略の原点であり、私の攻略の大部分はこの本に載っていた物の改良版です。
コミケには毎回出展しているようです。そういえば、西川さんの攻略が載っていた本も近くで発見したような気が…(笑)。
ここから先の項目はアビリティが必要なので低レベルABP0攻略では実行不可能です。アビリティが使える人はぜひ試してみてください。
○力の薬
5種類ある薬の中で、最もミステリアスなのが力の薬です。メニュー画面では「戦闘中に飲むと攻撃力アップ」とありますが、実際には飲んでみても攻撃のダメージは全然変わりません。
では、本当の所はどうなのかというと、A 一回飲むごとに攻撃力が40上がる。
B 飲み続けると効果は累積し、最大で510まで上昇する。
C 戦闘が終了するか武器を持ち替えると効果が消える。これが答えです。攻撃力が上がっているわりには攻撃のダメージは変わりませんが、その影響は意外な所で現れています。詳しくは次の項をご覧ください。
○ゴブリンパンチ
ゴブリンパンチのダメージは以下の計算式によって算出されます。
(青魔道士の攻撃力−敵の防御力)×(レベルによる倍率) ただし、攻撃側と防御側のキャラのレベルが同じ場合は、以下の計算式になります。 (青魔道士の攻撃力)×(レベルによる倍率)×8 レベルによる倍率は、レベル1のときは2でレベルが7上がるごとに1増えます。攻撃力と守備力はステータス画面の数値そのままです。例えばエクスカリパーを装備していれば、攻撃力は100なので大ダメージが期待できます。また、ここでの攻撃力の数値は力の薬で上昇させる事ができます。ほとんど役に立たない力の薬ですが、なぜかここだけはバッチリ効きます。事実、上に書いた力の薬の効果はゴブリンパンチで調べました。なお、チキンナイフは攻撃力=1、ブレイブブレイドは攻撃力=150(共にゲーム開始時の初期値)として処理されます。
青魔道士が黒の衝撃と「飲む」のアビリティを利用すればレベルを自在に調節できるので、敵のレベルにうまく合わせれば防御力を無視して攻撃できます。今回の攻略ではABP0で進めるので使いませんが、なかなか面白いのでぜひ試してみてください。実例
このゴブリンパンチをオメガに試してみたところ、青魔道士のレベルを119にしたらエクスカリパー装備時でダメージが9999に達していました。また、レベル9の青魔道士がエクスカリパーを装備して力の薬を3回飲んでからオメガにゴブリンパンチしたらダメージ90でした。
以上の結果より、オメガはレベル119で防御力190であることが厳密に証明できました。
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